秩父三十四観音札所 第二十五番

岩谷山 久昌寺

水上は いづくなるらん 岩谷堂 朝日もくなく 夕日かがやく



岩谷山 久昌寺 曹洞宗

聖観世音菩薩

埼玉県秩父市

参拝日: 2000年10月21日(土)

ご朱印

一年ぶりの秩父巡礼になりました。今までは電車で秩父まで出かけ、歩きで廻っていたのですが、今回はついに車で出かけることになりました。3年前は二男もまだ生まれていませんでしたし、長男もベビーカーに乗っていたのですが、もう二男もベビーカーに乗らなくなってしまいました。その分自分も年をとったのかもしれません。

成田から秩父までは、渋滞のせいもあって往路ほぼ4時間掛かってしまい、秩父到着はお昼頃になってしまいました。札所の案内は、車にもわかりやすく表示されていて道に迷うこともなくたどり着きました。

札所二十五番に到着しところ、バスでの団体さんに出逢いました。

納経を済ませ、このお寺の別名「御手判寺」の由来にもなっている手判の刷り物を頂戴しました。500円です。秩父札所開設の13権者の一人、性空上人が、閻魔大王からもらったと言われているものから刷ったものとか。昔は、本当にその石の手判から刷ったのかもしれませんが、今のものは印刷したものでしょうね。

駐車場に向かう途中、念珠が落ちているのを見つけたので、先に行った団体の誰かの落とし物と思い、走って追いかけ、「どなたか落とされた方は?」と聞いたところ、「私の私の」と言いながら、私の手からすっと取り上げた人がいました。その主を見ると、先の団体の先達をしていた、東京のあるお寺の住職だとかいう人。どうこうの人からは「ありがとうございます」という言葉があったものの、当の本人からはお礼の言葉はありませんでした。納経所でえらそうなことを言っていたのにねえ。