秩父三十四観音札所 第一番

誦経山 四萬部寺

ありがたや 一巻ならぬ法のはな 数は四萬部の 寺のいにしへ



誦経山 四萬部寺 曹洞宗

聖観世音菩薩

埼玉県秩父市

参拝日: 1997年 9月24日(水)

いよいよ、秩父三十四所観音巡礼のスタートです。秩父は、一ヶ所に札所が集中していますので、1、2泊程度で一気に回ってしまうことも可能です。ただ、それではあまりおもしろくはありませんので、行楽もかねて、何度かに分けてお参りすることとしたいと思います。朝9時に家を出たのですが、西武秩父駅に到着したのは午後1時でした。残念ながら時間がありませんので、タクシーで札所1番に向かいました。

本堂でお参りをして、納経所で納経帖を求めてご朱印を頂戴しました。本堂ではお彼岸ということもあって数名の参拝者がお参りをしておられ、読経が行われていました。なんとはなく、心も引き締まります。秩父札所専用の納経帖は、紐綴じのものしかありませんでした。他の札所同様、折り畳みのものが欲しかったのですが、しかたないですね。いつものように、第二子の無事な出産などをお祈りいたしました。

四萬部寺の名前の由来は、性空上人の弟子幻通が、四万部の仏典を読誦し経塚を築いたことから名付けられています。ご本尊はご秘仏のようですが、本堂の中には、おたすけ観音もお祭りされており、水子供養も行われています。

お寺の前に、「旅籠一番」という名前の旅館(旅籠)があります。


いよいよ秩父巡礼の出発です 門前にて