西国三十三観音札所 第十一番

深雪山 上醍醐寺

ぎゃくえんも もらさで救う がんなれば じゅんていどうは たのもしきかな



深雪山 上醍醐寺 真言宗醍醐派

准胝観世音菩薩

京都市伏見区

参拝日: 2001年 1月 3日(水)

近畿三十六不動霊場巡拝で上醍醐寺に参拝した際、ついに西国霊場の巡拝も決意しました。関西在住ではありませんので何年かかるかわかりませんが、気長に進めてゆきたいと思います。

近畿三十六不動霊場のほうでも書きましたが、父とともにゆっくりゆっくり上ってゆきました。(上りだけで1時間半ですから)上り切った後は、下りるのがもったいないような気がしてしまいます。観音堂の下に、醍醐水の井戸があります。醍醐味、醍醐味。

ところで、ここ上醍醐寺は西国霊場中唯一、准胝観音を本尊としています。准胝とはサンスクリットのチュンディーの音写で、清らかなといったような意味らしいのですが、現是利益を求める観音ではないためあまりつくられなかったそうです。ついでに言うと、准胝観音を本尊とする霊場は、坂東霊場には一つもありませんし、秩父霊場にも一つだけです。