慈眼山 福寿院



慈眼山 福寿院 天台宗

十一面観世音菩薩

千葉県成田市

参拝日: 1998年2月9日(月)

福寿院は房総風土記の丘から、坂田ヶ池の脇を通って少し行ったところにあります。かつて、下総国札(国単位の観音霊場の札所の意)第六番のお寺であったところです。現在では、無住となっており、本堂の扉も閉ざされ、鍵がかかっています。境内には、児童公園が作られています。

門前には、左の写真の「西国六番札所壺坂寺写」の石碑が残っており、わずかに、かつて巡礼の人々が訪れた跡が見受けられます。本堂は、比較的新しい時期に建て直されたもののようで、かつての面影はありません。

本堂扉のガラスの割れ目から中を覗いてみると、正面に本尊の十一面観世音菩薩と思われる仏像が安置されています。その周りにも数体の仏像が安置されていますが、何れも確認することは出来ませんでした。賽銭箱なども設置されていませんでした。今では、お寺というよりも、公民館と言った感じがします。


本堂 平成九年奉納の額
境内の小山から 付近の坂田ヶ池