十一面観世音菩薩
茨城県久慈郡大子町
参拝日: 1997年 7月 7日(月)
いよいよ、坂東札所中最大の難所八溝山日輪寺へ出発します。といっても、車で行けるのですが。
実は、日輪寺へは前日に出かける予定だったのですが、前々日に車のタイヤがパンクしてしまい、交換したのですが、出鼻をくじかれたような気がして、一日延期していました。
4時50分に車で出発しました。朝早いので、首都高から常磐道まで順調に抜けました。途中のSAで朝食をとりました。一般道に入ってからも、道は混んでおらず、迷うこともなく、八溝方面と書かれた看板が現れる当たりまで到着しました。常陸大子の市街地にあったコンビニエンスストアでフィルムを購入し、写真の準備もOKです。県道に入ってからの道路は、途中幅が狭いところが何ヶ所もあり、運転は慎重にしなければなりません。八溝山に登る自動車道では、車のエンジンが苦しい音を立てています。日輪寺へは、山頂近くから少し下ります。 朝早いせいもあって、お寺には他に参拝者は誰もいませんでした。参拝をすませ、ご朱印を頂戴し、先程購入したフィルムで写真も撮りました。この後、山頂の八溝嶺神社にもお参りし、展望台にも登ったのですが、ガスが出ていてほとんど何も見えませんでした。 下りの道では、日輪寺への参拝者と思われる一行がタクシーを連ねて登っていきました。すれ違いに苦労します。登山道を降りたところの土産物屋で、いもくしを食べようと思っていたのですが、残念ながらなく、しかたなく団子を食べて休憩です。下りで熱くなったブレーキも休ませます。 次は佐竹寺へと向かうのですが、その前に袋田の滝を見学します。日光へ行った折、華厳の岩しか見られませんでしたので、なんとなく滝にこだわっています。 四季それぞれ、四度訪れたいという意味で四度の滝とも呼ばれるそうですが、やはり、暑い時期の水音は格別です。涼しい気分になれます。袋田から常陸太田市へ向かう国道は、道幅も狭く、視界のきかないカーブから突然ダンプが現れると冷やっとします。 |
赤い屋根の本堂 | 山頂の八溝嶺神社 |
袋田の滝は涼しげでした |
公共交通機関
JR水郡線常陸大子駅から、茨城交通バス「蛇穴」行きに乗り、「蛇穴」下車、徒歩120分。